桜ポートレートの撮り方&原宿フォトウォークレポ
桜ポートレートはカメラを持ったら一度は撮ってみたいジャンルかと思います。そんな機会となるのが桜の季節に開催するフォトウォークです。タイミング的に年に一回しか開催できないのですが、毎年好評頂いております。
去年は確か品川フォトウォークで、イケメンモデルさんのメンズポートレートでした。桜のスポットとして特に注目されていない品川の駅周辺でも意外と桜が綺麗でした。
そして今回は原点回帰、原宿フォトウォークを開催しました。代々木公園は都内お花見スポットのど定番です!
原宿フォトウォークは草花の多い代々木公園からスタートして最後は原宿の街中で撮影するという流れですが、コースはその日その時間によって変わるので、季節や時間帯によっても毎回違った発見があります!
代々木公園でいうとミモザ、朝顔、桜、イチョウなど季節によって写真を彩る色が季節ごとにガラッと変わります。今年の代々木公園はコロナウイルスの蔓延防止のこともあり、お花見を全面禁止で桜のゾーンは立ち入り禁止となっていて、腰くらいの高さに非常にセンスのない緑色の囲いが張り巡らされていることもあり、桜背景はバストアップくらいしか撮れませんでした。まあ仕方ないです。その分、桜ポートレートの光についての解説が詳しく出来たので写真を振り返りながら少し解説します。
桜ポートレートの光活用テクニック
①1枚目は順光、桜の色が鮮やかに出て立体的になりますが、鼻・口・(あご・前髪・まつ毛など)の影が下に落ちてしまいます。そういった不要な影は、被写体を綺麗に見せるポートレートでは邪魔になります。
②2枚目はくるっと回って半逆光になります。顔に変な影は出ませんが桜の鮮やかさや空の青さは表現しにくいです。
③3枚目は下からやや煽り気味で太陽の光が多く入れての逆光パターン。もう少し太陽を入れるとハレーションになります。全体的にふわっと柔らかい光になる一方で写真の芯がなくなり奥行き感のない平面的な写真になりがちです。
「え、結局のところ、どうやって撮れば正解なの?」って感じですね!(笑
お気づきの通り、桜のポートレートは被写体と桜の撮り方が違うので一緒の画角に収めるには少し工夫が必要になってきます。メインが桜なのか被写体なのか、そのシチュエーションによって取捨選択しなければいけない場面が多いので、案外難しいのです!
解決策はレフ板、日中シンクロ、それでも太陽が強すぎるなど難しい状況でしたら撮影後の調整やレタッチとなります。
後からレタッチもオススメ
後から明るさ・色の調整で桜の色を際立たせたりするのもオススメです。
その際、後から調整することを視野に入れて、適正露出よりも少し暗めに撮っておくのがポイントです。
例えば、オートで撮影したりすると背景の桜が白飛び(真っ白でディティールが写っていない状態)してしまい、後から調整するにもどうにも出来なくなってしまいます。桜ポートレートを撮る際は桜のディティールやピンク色をしっかり残すべく、マニュアルなどで少し暗めに撮っておく必要があります。
しかし、桜とマチルダさんが映えすぎて、鼻の下の影さえもそんなに気にならないので、これはこれで良しです(笑
気になる場合はレタッチで消しちゃいましょう!
代々木公園を後にして、後半はいつも通り原宿の街をフォトウォークしました。
一部フォトウォーク参加者の作品もご紹介して振り返ります!
清水さん撮影
村越さん撮影
喜屋武さん撮影
中村さん撮影
稲葉さん撮影
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