インスタ映え!?水のないところでもリフレクション(反射)写真を撮る方法
先日、久しぶりに東京駅を夜に通りかかったのですが、いつも通りライトアップされた丸の内駅舎を撮る人々がたくさんいました。少し時間があったので、撮影している姿をなんとなく見ていたら、少し変わった撮影をしている人達がいました。ほんの小さな水溜りを使ってリフレクションを狙っている人達です。イルコさんの影響なのか、はたまたインスタ映え写真の撮り方を真似ているのか、後ろで水溜りの順番待ちをする姿も見られたので興味深い光景でした。
水溜りをローアングルで撮影してリフレクションを狙うという写真が流行っているので、そんな写真を撮ってみたいという人も多いのではないでしょうか。
しかし、雨上がりで大きな水溜りが出来ている、大雨で地面全体が濡れているような日に撮影できるなら最高ですが、なかなか都合良く理想的なシチュエーションに出会すことができません。しかたなく小さな水溜りを見つけては、他の人と同じそのアングルから狙うしかないというのは、良い写真を撮りたいと思っている人にとってはもどかしい制限ですよね。
そこで、水溜りがなくてもリフレクションを狙ったような写真を撮るための方法をこちらの記事でご紹介します。
水溜りは不要!リフレクションの撮影方法
このテクニックを使って、「水溜りのないど真ん中の構図から」リフレクションを狙って撮影してみました。
その写真がこちらです。
Nikon D800
Sigma art 35mm
f/1.8 ss 1/125 iso2500
しっかり東京駅が反射して下にも写っているのが分かるかと思います。撮影時に持っていた機材が35mmのレンズで、手持ち撮影で数枚撮っただけなので完成度は正直そこまでなのですが、、。
水もない駅舎の中央の画角から、この写真をどのように撮ったのか。今回水溜りの代わりに使ったものは、おそらくこの記事を読んでいる方がほぼ全員持っている物です。
それは、スマホです。
これを「レンズの下に設置して東京駅が下にも写るように少し微調整して撮影する」。たったそれだけで、水溜りがない場所でもリフレクション写真が撮れてしまいます。
スマホは横に設置した方が広範囲にリフレクションが出来ますが、あえて縦置きで小さな水溜りっぽさを演出してみたりするのも面白いです。
この日はiPadを持ち歩いていなかったので、小さなiPhoneでリフレクションを作りましたが、iPadなど画面の大きなタブレットがあると、より大きな範囲でリフレクションが作れます。ちなみに、充電は切れていてもOKです(笑
黒い下敷きなどでも代用可能です。薄く水を張ったりするとよりリアリティがでます。かさばるものでもないので、常に鞄に忍ばせておいても良いかもしれません。
撮影アイテムの設置見本
カメラとリフレクションに使うアイテムは、下の写真のようにレンズにピタッとくっつけて設置します。完全に水平ではなく、少しだけレンズに近い方の面を浮かせて、良い感じの位置を探してみてください。
手持ちのアイテムを使って少しだけ工夫することで、撮れる写真の幅はグッと広がります。
是非、みなさんも自由な発想でリフレクションを楽しんでみてください。