【概要編】デジカメ(一眼レフ・ミラーレス)でフィルムカメラのようなエモい写真を作る方法(Lightroom)
「エモい」という言葉が一般的に遣われるほど浸透した今日このごろ。
そんな昨今、10代20代を中心に若い世代から注目されているのがいわゆる古いデジタルカメラ。メルカリなどの中古市場で数千円から様々なものが手に入り、かつフィルムカメラからデジカメに移行した2000年前後の時代の製品は今の綺麗に写るカメラよりも当然「エモい」写りを魅せる。
そういったエモい写真を撮るには、その時代の古い機材を用意するのが最も合理的で簡単な方法だ。
デジカメをメルカリで買いましょう!
以上。
では終われないので(笑
今回は、お手持ちの綺麗に写るカメラで流行りのエモい写真を撮りたいんだ!
という方の為にどうしたらいいのかを考えてみました!
実はエモい写真の撮り方については以前おおよそ解説しているので、そちらを参考にしてください↓
今回は撮った後の編集でエモい写真を作るための方法をお伝えしたいと思います。
レトロ風な加工フィルターをかけてもいいのだけど、そういったフィルターは写真の色や光の入り方によってしっくりハマらないことも多いと思います。
せっかくいいカメラで撮っているなら、ぜひ加工もLightroomを使ってイメージ通りに仕上げて頂きたい!
LightroomとPhotoshopのどっちがいい?
さて、Lightroomというのは基本的には写真の色を整えたり雰囲気を作るAdobeのソフトです。
「写真の編集はAdobe Photoshopでやるんでしょ?」と聞かれることがあります。
そうですね、間違ってはいませんが多分想像しているワークフローは違っていて、基本的には写真の雰囲気を決める色調整や明るさの調整はLightroomを使います。
肌や体型の修正、いらないものを消したりするにはPhotoshopを使います。
レタッチというのはPhotoshopの作業を言い、一枚一枚の写真に5分〜1時間ほどかけて作業します。全てレタッチしていたらいくらでも時間がかかります。ですから撮影した写真をPhotoshopでレタッチするのは中でも特別な写真だけです。
Lightroom:Photoshop=9:1かそれ以上にほとんどメインはLightroomです。
僕はLightroomもPhotoshopもそこらのプロカメラマンより使いこなしている自負はあります。しかし最初に言っておくと僕のやり方は一つの選択肢です。
というのもカメラ系のYouTuberの動画を拝見することもありますが、たとえ有名な方でも鵜呑みにしない方がいいと思います。それはライティングや機材紹介の動画でも同じことが言えますが、間違ったことや一つの選択肢をあたかもこれが正解と思い込んでしまう方が多すぎるからです。
知らない状態から最初に見て学んだものが正しいと思い込んでしまうのは仕方ないのですが、クリエイティブにおいての正解はあなたの中にあるということ。言い換えるとあなたの中にあるイメージに近づいたかどうか判断するのはあなたにしかできません。
少し例を挙げてみます。
- 例1
先日、ショートケーキで物撮りを教えていたところ背景をボカしたいからF値は一番小さくしたらいいですね!と。
違いますよ?
見せたくないところがボケて見せたいところにちゃんとピントがくるF値に設定するのです。見せたいのは上のイチゴだけですか?
- 例2
食べ物の写真の構図は真上からがいいって聞きました!
このケーキの美味しそうな部分はどこですか?見せたいのはどこですか?断面を見せなくてもいいなら真俯瞰でOKなのですが。
そんなやりとりを何回かしました。これはこう撮るものと最初にインプットした固定概念がガチガチで、考え方を説明したものの理解してもらえたのかどうか。(笑
被写体や撮影環境、光や背景など毎回違うのに同じ設定で同じ撮り方をしてもいい写真は撮れません。
次回の記事で具体的な編集方法を伝授!
話が少し脱線しましたが、「エモい」でイメージする雰囲気はレトロ、懐かしい、青春っぽいなどなどあるかと思いますが、次回の記事で撮影した写真をLightroomでエモい感じに調整してみたので、その設定を無料で公開しちゃいます!
そして最近では韓国風のエモい写真が流行っているので合わせてそちらの調整方法も公開します。
大まかなベースを学んでもらって、そこからはそれぞれの思い通りにエモい雰囲気を作れるようになっていただきたいと思います!